交番のお話を、国政モニターから引用します。鈴木まさと
防犯上交番の無人化をなくそう
「首都圏の無人交番相次ぎ被害」のニュースが新聞に出ていました。通勤途上の交番も家から近い交番も、警察官がいるのを見たことはありません。いることがあるのかなと思ってしまいます。以前は「家族に異動はないか、困ったことはないか、何かあったら交番に連絡を」と巡回してくれていましたが、ここ10年ほど来たことがありません。止めたのでしょうか。
財布等を拾ったら交番に届けるようにと子どもたちに教えてもいないのではどうすればよいのでしょうか。最近は一人暮らしの老人家庭やかぎっ子も多いと思います。近くの交番にいつもお巡りさんがいることは住民に安心感を与えるのではないでしょうか。
近年犯罪は、多様化、凶悪化、広域化しており、都会も地方も同じです。それに検挙率も非常に低くなっているといいます。防犯は、個人、地域、警察の三者の協力が、非常に大事だと思います。そのためにも交番の無人化状態をなくし、三者の協力がスムーズになるようにしてほしいと思います。
「KOBAN」も建物だけでは役に立ちません。もっと有効に活用して、防犯のために十分役立ててほしいものです。
回答:警察庁
近年、治安の悪化に対する住民の不安感が増大しており、パトロールの強化とともに、空き交番の解消が強く求められているところですが、110番通報受理件数等が急増しており、交番に勤務する警察官がこれらの対応に追われ、パトロール等を十分に行えず、また、多数の空き交番が生じるという状況になっています。
このような状況に対し、警察では平成13、14、15年度に増員された合計1万1080人の警察官のうち、約4割を交番の機能強化のための要員として配分するとともに、警察官が不在のときでも交番を訪れた住民に対応することができるよう、交番相談員の配置を進めるなどの対策を講じています。さらに急増する路上盗難、ひったくり等の犯罪の発生を抑制することを目的とした街頭犯罪等抑止総合対策を推進し、街頭における犯罪の検挙・抑止活動を強化しています。
警察は、住民の不安感を解消するため、今後とも、パトロールの強化と空き交番の解消に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。