子育て世帯と祖父母世帯が近くに住む「近居」を後押しする自治体が増えてきた。
例えば、
夫は毎朝、出勤前に長女を連れ、区内の義父母の家に立ち寄る。義母が孫に朝食を食べさせ、保育園に送る。「育児は大変だが、できる範囲で応援したい」と。この若夫婦の場合、義父母宅から自転車で5分ほどの場所にマンションを購入した。同区の「次世代育成住宅助成」で、月4万円の助成を受けている。但し、祖父母世帯が区内に5年以上居住していることが条件。
他にも、独立行政法人・都市再生機構(UR)も「近居促進制度」を開始した。子育て世帯や高齢者世帯を支援するため、その世帯の親族世帯が同じ団地か半径2キロ以内の団地に転居してきた場合、家賃を5年間、5%割り引く。対象となる団地は全国で約54万戸。
読売新聞14.11.15