喫茶店で白杖を持ったおじいさんにお会いしました。50㎝先の喫茶店のメニュー表も見えないくらいの弱視だそうです。自分の家からこちらの喫茶店まで、頭で覚えている歩き方と手で触る格子等の感触と「白杖」を使ってみえるそうです。写真中で腕にしている時計も音声時計なんです。
ところで、白杖(はくじょう、White cane)とは視覚障害者(全盲およびロービジョン)が歩行の際に前方の路面を触擦して使用する白い杖。大きさは直径2cm程度、長さ1mから1.4m程度のものが一般的。白杖の主な役割は、安全の確保(前方の障害物や危険の防御)、歩行に必要な情報(段差や歩道の切れ目等のランドマーク)の収集、ドライバーや他の歩行者・警察官などへの注意喚起の3つ。