お酒は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものである一方、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。更に、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、飲酒運転、暴力、虐待、自殺などの様々な問題にも密接に関連します。これに鑑み、平成25年12月に「アルコール健康障害対策基本法」が成立し、平成26年6月に施行されました。また、基本法に基づき、国では、平成28年5月に「アルコール健康障害対策推進基本計画」を策定いたしました。
この施策に関して、ダルク(アルコールなどの薬物依存から真剣に回復したい仲間が集まる施設)で、どんなことが必要とされているかを聞いてきました。
簡単に言うと、真剣にアルコール依存症などから回復したい時、生活保護・自立支援医療・障がい福祉サービス・地域生活支援事業などいろんな行政サービスがあります。こういった様々な行政サービスを、その人その人に応じてオーダーメイドで「こういう事情の方には、こんな行政サービスがありますよ」と整理して教えてくれる窓口があったら言いなという声がありました。