原発問題を受けて、多様な発電源の可能性について視察してきました。
今日は鹿児島県にある九州電力の大霧地熱発電所を紹介します。発電量は3万キロワット、平均家庭で1万世帯分の発電量。井戸の深さは最深3100mにも達し、そのパイプは垂直に地下に伸びるのではなく、地下で曲がっているパイプだそうです。そのパイプを使って、活火山帯の地下から井戸を掘って噴出した水蒸気の力で発電機を回して電気を作ります。地下から汲み上げる熱水と、もう一度地下に送り込む水の量的なバランスをとらないといけないなどの発電に関するたくさんのポイントがあります。
このような地熱発電のメリットとしては、クリーンエネルギーであり、昼夜を問わず発電できる点。デメリットとしては、まだまだ発電量が少なく、地熱発電に適した地域は温泉にも適しており、その調整が難しい点などがあります。
鹿児島では、太陽光発電近辺に民家などがなく、従って太陽光発電に適した土地もたくさんあります。