聴覚障がいの友人が全国戦没者追悼式に参加しました。その様子を紹介します。
愛知県の遺族として8月15日終戦の日、令和初の全国戦没者追悼式に参列した。前日は靖国神社へ参拝。同夜は皇居近くのホテルで宿泊。
愛知県から参加者106名に看護師2名、私のための手話通訳者が同行。2日間全て、コミュニケーションと情報保障のために県の手話・コミュニケーション言語条例を踏まえて運用したのであろう。一方、式典では、国が手話通訳2名を配置。
式典は全国からの遺族はもちろん、天皇皇后両陛下はじめ三権分立の長(首相・衆参議院議長・最高裁判所長)、全ての大臣、各政党代表、各財界人などが隣席した。
これほどのそうそうたる面々が揃うとは、全国戦没者追悼式は日本国にとって最も大事な行事かつ厳粛な式典であるのだということで、改めて身が引き締まった。
舞台背後の菊花は天皇皇后両陛下が供花なされたもので、終了後に賜った。帰って仏壇に供えた。
席表札
全国戦没者追悼式の席表札に「手話通訳」はもちろんだが、聴覚障害者を「手話通訳必要者」。その同行者を「手話通訳必要者の付添者席」と表している。
遺族は高齢者が多いので迷子と言わず「迷い人」と表現。国特有の用語かな。
写真は左から愛知県職員・手話通訳同行者・ろうの都庁職員。会場準備と片付けなどご苦労様。