入鹿池(いるかいけ)は、愛知県犬山市の入鹿、飛騨木曽川国定公園内にある人工の農業用ため池です。その入鹿池が日本時間10月13日未明に、フランスのモンペリエ市で開催されたICID(国際かんがい排水委員会)国際執行理事会において世界かんがい施設遺産に登録されることが決定しました。ところで、世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(※ICID)が認定・登録する制度であり、平成26年に創設されました。登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識向上に寄与するとともに、かんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されています。平成26年には、日本の9施設を含む世界5カ国17施設が、平成27年には、日本の4施設を含む世界3カ国9施設が世界かんがい排水施設遺産として登録されました。
愛知県のホームページより引用