愛知県における犯罪の発生件数(刑法犯認知件数)は、平成15年に戦後最多となる22万5千件を記録し、これを受け、平成16年に「愛知県安全なまちづくり条例」を、制定・施行して、県民・行政・警察が一体となって犯罪のないまちづくりのための取組を積極的に推進することとしました。そして、平成18年に「あいち地域安全緊急3か年戦略」を策定し、以降3年ごとに5次わたり「地域安全戦略」を策定して、様々な施策を実施するとともに、県民・事業者・行政など地域が一体となった「県民総ぐるみ運動」を展開してきました。その結果、刑法犯認知件数は、2019年には年間約5万件と最多時の約4分の1にまで減少することができ、それまで12年連続で認知件数全国ワースト1位となっていた住宅対象侵入盗も、全国ワースト1位を返上することができました。しかしながら、特殊詐欺、侵入盗、自動車盗など、県民の身近に発生する犯罪は未だに多く発生している状況にあります。 現在愛知県では、「あいち地域安全戦略2020」(2018年度~2020年度)に基づいて、様々な安全なまちづくりの取組を推進しているところですが、本年度が計画最終年度であり、今後も継続した取組が必要であることから、新たに次期(2021年度~2023年度)のあいち地域安全戦略の策定に向けて検討しています。 この度、次期戦略となる「あいち地域安全戦略2023(案)」について、県民意見提出制度(パブリックコメント制度)に基づき、県民の皆様からの御意見を募集いたします。
2020年12月23日(水曜日)から2021年1月22日(金曜日)まで